とにかくダンサーの方々のパフォーマンスに釘付けでした!
障害のある方々も生き生きと彼ら自身の表現を追求していて、こんなコラボがあるのだと正直驚きました。
(江口カン/カンヌ国際広告祭2008金賞。映画『ガチ星』、ドラマ『めんたいぴりり』、近日公開『ザ・ファブル』ほか)
香瑠鼓さんは、人間の体を信じている。その不自由さを知り抜いているからこそ、あんなに魅力的な踊りや振り付けをつくれるのだと思う。映画にもその信頼があふれていて、無邪気さも裏に潜む苦さも、すべてひっくるめて最後は祝福したくなりました。(吉田大八/映画監督『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『桐島、部活やめるってよ』ほか)
こんなにも人は、熱くなれるのですね。こんなにも人は、熱く魂を燃やせるのですね。
型破りな、形に拘らない、踊る!ホラーレストラン!
生き生きと、人生をもっと上手に自分らしく楽しく生きよう!と思わせてくれる映画ですね。
香瑠鼓先生は、人が持つエネルギーを最大限に引き出す力をずっと持ち続けている方。
出会えて良かったと思える方。(相田翔子/Wink)
『ロッキー・ホラー・ショー』か、はたまた『グレイテスト・ショーマン』といった日本インディーズ界が放つエンタメ・ミュージカル映画。
極彩美なのにどこかゆるふわ、美意識の強い短編映画の雄として知られる渡邊世紀監督作品の中でも今回はかなりストーリーが把握しやすく(?)、見終わるとサントラCDがほしくなる逸品です。
振り付け師の香瑠鼓さん(映画『嫌われ松子の一生』『猫は抱くもの』や、Wink『淋しい熱帯魚』からピコ太郎『Love&Peace音頭』まで!)が、障害の有無も国の別も関係ないバリアフリーワークショップを主宰し、そのメンバーを多数起用しての個性豊かな踊りの数々も作品に大いにプラスしています。
主演は原田大二郎。手塚真が『ねらわれた学園』を凌駕する怪演を示しているのも一興。
(そういえば、どことなく『星くず兄弟の伝説』を彷彿させるところもあり)
正直まだ認知度も低いですが、何とか応援したいもの。応援上映や爆音上映なども楽しそうですが、まずは6月15日より吉祥寺ココマルシアターにて一週間限定公開!(増當竜也/映画評論家)
本当に正直言うと、そんなに期待していなかった。
失礼な話だが、学芸会の延長的なものを想像していた。
それは、予算も寄付によるミニマムなもので、出演者もみな手弁当。ハンディキャップをもった香瑠鼓さんの生徒たち、素人達がパーフォーマーの大半を占めていることを知っていたからだ。
しかし、見事に裏切られた!!!ストーリー性、や演出も優れ、そしてなによりハンディキャップをもった素人がプロと一体化した本当に素晴らしいパーフォーマンスで、感動のミュージカルだった。
不覚にもホロリとした。
加えて、しっかり、香瑠鼓さんのワーク、ネイチャーバイブレーションの手法や解説もあり、盛りだくさんの内容だった。
企業研修でも、ネイチャーバイブレーションを取り入れてご一緒させてもらったが、自己解放と自己の可能性を体感できる素晴らしいもの 〜 うーん、体験してもらわないと言葉では説明できない。
まずは、ぜひご一覧を! 特にアフターパーフォーマンス付きの、5/18、7/15がお薦め!(小杉俊哉/慶應義塾大学大学院理工学研究科特任教授)
この映画見てください!
作品全体の雰囲気、コンセプトは、あのロッキーホラーショーを彷彿とさせる、サイケデリック・ロック・ホラー・ミュージカルです。でも、その向こう側にあるのは、心を閉ざした大人と、ほんの少しの勇気が持てない若者の物語でもあります。孤独な魂の再会の物語。
試写会に参加させていただきましたが、スクリーンから出演者たちの喜びと嬉しさが、こちらに伝わってくるそのエネルギーに圧倒されました。みんな最高だぜ!
やっぱり生きてるって最高だね^_^
人が大切な人と再会するには、それなりの試練を経なければならない。それはディケンズのクリスマスキャロルでも描かれた、人間の生きる上での宿命なのかもしれません。
映画『踊る!ホラーレストラン』はそんな物語の力に溢れていました。
日本でミュージカル映画は本当に珍しい。ザ・グレイテスト・ショーマンに感動した人も、レ・ミゼラブルが大好きな人も、ぜひこの作品をご覧ください。きっと日本もなかなかやるじゃん!ってことになるんじゃないかな。(上野火山/劇作家、法政大学講師)
ぼくはこの映画を観るために、何度も試写会に通った。役者さんたちの熱演、演出、ダンスや映像すべてが素晴らしい。だが、「強欲な主人公が、怖い体験をして、自分の過ちに気づいていく」このシンプルなストーリーに、なぜこうまで感動したのか、と最初は思った。
2度目にわかった。この欲深くてエゴの塊のような主人公・加賀美晃志郎(原田大二郎さん)は、ぼく自身だ。こんな自分でも救われると感じられるから、映画を観たくなるのだ。
3度目、また新しいことに気がついた。この映画の根底にある古代ギリシャ的な生命観に自分は魅了されている。心と、身体と、世界はつながっている。ぼくは、主人公を通して、人と人、人と世界をつなぐ、見えざる鎖を見ているのだ。あの鎖の意味を知りたくて、ぼくは上映会に通っているのだと。そして4度目は……。(西谷 史/作家、「女神転生」原作者)